稲刈りシーズンに要注意!農作業で腰・膝を痛めないために知っておきたい身体の使い方

9月整体①

9月に入り、福知山市や綾部市、舞鶴市、丹波市など京都府北部・兵庫県北部では、いよいよ本格的な稲刈りシーズンを迎えます。

黄金色に実った田んぼを見ると「今年もこの季節が来たな」と感じる方も多いのではないでしょうか。

一方、整体院ではこの時期になると、

「稲刈りをしてから腰が痛い」

「翌朝、腰が伸びなくなった」

「田んぼを歩いていたら膝がつらくなった」

「米袋を持ち上げた瞬間に腰に痛みが走った」

「農作業が終わって数日経っても疲れが抜けない」

といったご相談が増えやすくなります。

農作業は普段の生活とは大きく異なります。

長時間の中腰姿勢、不安定な地面での移動、機械への乗り降り、しゃがみ姿勢、重たい物の持ち運びなどが連続するため、腰や膝、股関節などに負担が集中しやすいのです。

特に注意したいのが、「昔からやっているから大丈夫」という感覚です。

毎年行っている農作業でも、身体は毎年同じではありません。

筋力や柔軟性、関節の動き、普段の運動量などが変化していれば、昨年問題なくできた作業でも今年は身体への負担が大きくなることがあります。

今回は、福知山市の「重症症状専門 福知山整体院アクト」が、稲刈りや農作業で腰・膝を痛めやすい理由と、身体への負担を減らすために知っておきたい身体の使い方について詳しく解説します。

なぜ稲刈りシーズンになると腰痛・膝痛が増えるのか?

9月整体① (1)

農作業による身体の負担は、単純に「重たい物を持つから」だけではありません。

実は、

「同じ姿勢が長時間続くこと」

「普段しない動作を繰り返すこと」

「足元が安定していないこと」

「作業時間が長くなりやすいこと」

などが重なっていることが大きなポイントです。

デスクワークなら椅子がありますし、工場などでは比較的平らな床で作業することが多いでしょう。

しかし田んぼでは違います。

地面には凹凸があり、場所によって硬さも異なります。

少しぬかるんでいる場所では足を取られることもあります。

その状態で身体を前に倒したり、方向転換したり、物を持ち上げたりするため、腰・膝・股関節・足首などが絶えずバランスを取っています。

つまり農作業は、想像以上に全身を使う作業なのです。

特に腰へ負担がかかりやすい「中腰姿勢」

9月整体① (2)

稲刈りや農作業で腰がつらくなる大きな原因の一つが、中腰姿勢です。

例えば、

・稲や機械の状態を確認する

・田んぼの中にある物を拾う

・機械周辺の作業をする

・袋や道具を扱う

・草を取る

こうした場面では、自然と身体が前かがみになります。

短時間なら問題がなくても、その姿勢を何度も繰り返したり、長時間続けたりすると腰まわりの筋肉に負担がかかります。

さらに注意したいのは、股関節や膝をあまり使わず、腰だけを曲げているケースです。

身体を前へ倒すとき、本来は腰だけではなく股関節も一緒に動く必要があります。

ところが股関節が硬くなっている人の場合、股関節で行うはずの動きを腰が代わりに行うことがあります。

その結果、腰への負担が増えてしまうのです。

「腰が痛い=腰だけが悪い」とは限らない

9月整体① (3)

農作業後に腰痛が出ると、多くの方は腰を揉んだり湿布を貼ったりします。

もちろん、それで一時的に楽になることもあります。

しかし、腰に負担を集中させている原因が腰以外にあるケースも少なくありません。

例えば股関節が硬くなっている場合です。

股関節の動きが小さい状態でしゃがむ、立つ、前かがみになるという動作を繰り返すと、腰が必要以上に動かなければなりません。

足首が硬い場合も同様です。

しゃがんだときに足首が十分動かないと、身体は別の場所を動かしてバランスを取ろうとします。

農作業の腰痛を考えるときは、「痛い場所」だけではなく、

股関節は動いているか?

膝は正しく使えているか?

足首は硬くなっていないか?

左右の脚を均等に使えているか?

こうした全身の状態を見ることが大切です。

膝がつらくなりやすい理由は「しゃがむ動作」だけではありません

9月整体① (4)

農作業では膝への負担も非常に大きくなります。

特に、

しゃがむ

立ち上がる

田んぼの中を歩く

機械に乗る

機械から降りる

重たい物を持って移動する

といった動作が繰り返されます。

ここで重要なのが、膝は股関節と足首の間にある関節だということです。

例えば足首が硬くなると、しゃがむときに膝へ負担が集中することがあります。

逆に股関節がうまく使えていなければ、本来お尻や太ももの筋肉で受け止めたい負荷を膝周辺が負担することがあります。

そのため、「膝が痛いから膝だけをケアする」という考え方では十分でないことがあります。

田んぼ特有の「不安定な足元」も身体を疲れさせる

9月整体① (5)

農作業ならではの負担として忘れてはいけないのが足元です。

舗装された道路を歩く場合、地面はほぼ一定です。

ところが田んぼでは、一歩ごとに地面の状態が変わります。

足が沈む場所もあれば、硬い場所もあります。

傾いている場所や滑りやすい場所もあります。

こうした場所では、身体が無意識にバランスを取っています。

特に足首、膝、股関節、骨盤周辺は細かな調整を繰り返します。

そのため「そんなに歩いていないのに脚がパンパンになる」ということが起こります。

普段運動をしていない方の場合は、農作業を一日行っただけでも身体にとってはかなりの運動量になる可能性があります。

米袋など重たい物を持つときに腰を守る身体の使い方

9月整体① (6)

稲刈りシーズンに特に注意したいのが重量物の持ち運びです。

重たい物を持つ際、「よいしょ」と腰を曲げた状態から一気に持ち上げていないでしょうか?

腰への負担を減らすポイントは、物と身体の距離です。

身体から遠い位置にある物を持ち上げようとすると、腰への負担が大きくなります。

まず持ち上げる物へ身体を近づけます。

そして腰だけを折り曲げるのではなく、股関節と膝を使って身体を下げます。

物を身体に近づけた状態で、脚の力も利用しながら立ち上がります。

このときに注意したいのが、「持ったまま腰をひねる」ことです。

重たい物を持ち上げ、そのまま上半身だけをひねって横へ置く。

農作業ではよくある動作ですが、腰には大きな負担となる可能性があります。

方向を変える場合は、腰だけをひねるのではなく、足を動かして身体全体の向きを変えることを意識しましょう。

「持ち上げる瞬間」だけ注意しても不十分です

9月整体① (7)

ぎっくり腰というと、

「重たい物を持ち上げた瞬間」

に起こるイメージが強いかもしれません。

しかし実際には、それまでの疲労の蓄積も重要です。

朝から何時間も中腰姿勢を続ける。

田んぼの中を歩く。

何度もしゃがむ。

機械に乗ったり降りたりする。

その状態で夕方になって重たい物を持つ。

つまり最後の「持ち上げる」という動作だけではなく、それまでに腰周辺へ負担が積み重なっている可能性があります。

「いつも持っている重さだから大丈夫」

と油断しないことが大切です。

農作業中は「腰を伸ばす休憩」を入れましょう

9月整体① (8)

農作業に集中すると、気付けば1〜2時間経っていたということがあります。

しかし身体にとって大切なのは、疲れ切ってから休むのではなく、疲れ切る前に一度姿勢を変えることです。

特に中腰姿勢が続いている場合は、定期的に身体を起こしましょう。

その場で軽く歩く。

腰を無理のない範囲で起こす。

肩を回す。

足首を動かす。

水分を取る。

数分でも構いません。

大切なのは、「同じ姿勢を長時間続けないこと」です。

作業効率を優先して休憩を減らした結果、翌日に腰痛で動けなくなってしまっては、その後の農作業にも影響します。

左右同じ動きをしていますか?

9月整体① (9)

農作業では意外と左右差が大きくなります。

例えば、

いつも同じ手で道具を持つ

同じ脚から立ち上がる

同じ方向へ身体をひねる

同じ肩で物を担ぐ

機械への乗り降りで同じ脚ばかり使う

こうした習慣です。

利き手や作業環境の関係で完全に左右均等にすることは難しいですが、毎日何百回と同じ動きを繰り返せば身体への負担にも偏りが生まれます。

休憩時には身体を軽く動かし、左右の腰・お尻・太ももの張り方に大きな差がないか確認してみてください。

農作業前にいきなり全力で動かない

9月整体① (10)

朝早くから農作業を始める方も多いと思います。

しかし起床直後から身体が十分に動くとは限りません。

特に普段から腰や膝に不安がある方は、いきなり中腰になったり重たい物を持ったりするのではなく、作業前に身体を軽く動かしておきましょう。

おすすめなのは激しいストレッチではなく、

・数分歩く

・肩をゆっくり回す

・股関節を動かす

・膝の曲げ伸ばしをする

・足首を動かす

などの軽い準備運動です。

目的は筋肉を無理に伸ばすことではありません。

これから動くために身体を少しずつ目覚めさせるイメージです。

9月でも熱中症には注意が必要です

9月整体① (11)

稲刈りシーズンは「もう真夏ではないから大丈夫」と思いやすい時期です。

しかし9月でも暑い日はあります。

さらに農作業では屋外で長時間身体を動かすため、汗をかきます。

厚生労働省も、熱中症対策としてこまめな水分・塩分補給や休憩などを案内しています。

喉が渇いてからまとめて飲むのではなく、作業中は意識して水分補給を行いましょう。

特に高齢の方は、暑さや喉の渇きを感じにくくなることがあるため注意が必要です。

めまい、立ちくらみ、大量の発汗、筋肉痛、筋肉のこむら返り、頭痛、吐き気、倦怠感などがある場合は、無理に農作業を続けないことが大切です。

農作業後すぐに長時間座り込んでいませんか?

9月整体① (12)

一日農作業をした後は、「疲れた!」とソファや座椅子に座りたくなります。

もちろん休息は必要です。

しかし長時間中腰で作業した直後に、今度は何時間も座った姿勢が続くと、身体を動かす機会が極端に減ります。

農作業後は身体の状態に合わせて少し歩いたり、無理のない範囲で身体を動かしたりしてから休むのも一つの方法です。

また、入浴や十分な睡眠も翌日の体調管理には重要です。

「明日も稲刈りがあるから」と夜遅くまで作業したり、睡眠時間を削ったりすると疲労を翌日に持ち越しやすくなります。

「年齢だから腰や膝が痛い」と決めつけないでください

9月整体① (13)

当院でも、

「もう70歳だから膝が痛くても仕方ない」

「農業をしているから腰痛は職業病」

「昔から腰が悪いから仕方ない」

というお話を聞くことがあります。

確かに加齢に伴って筋力や関節の状態などは変化します。

しかし年齢だけですべての痛みを説明できるわけではありません。

同じ年代でも元気に農作業をしている方はたくさんいます。

重要なのは年齢そのものより、

「今の身体がどのように動いているのか」

を見ることです。

例えば、しゃがむ動作一つでも、

股関節が十分に使えている人

膝ばかり使っている人

左右どちらかへ体重が偏っている人

足首がほとんど動いていない人

では、身体への負担のかかり方が異なります。

農作業後の腰痛で特に注意してほしい症状

9月整体① (14)

農作業後の腰痛をすべて「筋肉痛だろう」と自己判断するのもおすすめできません。

特に強い痛みがある場合や、通常とは異なる症状を伴う場合は医療機関への相談が必要です。

例えば、

・脚に強いしびれや力の入りにくさがある

・急激に症状が強くなった

・転倒後から強い腰痛が続いている

・安静にしていても非常に強く痛む

・発熱など腰痛以外の症状がある

などの場合です。

高齢の方の場合、転倒などをきっかけに骨折が起こることもあるため、「そのうち治る」と無理を続けないようにしましょう。

農作業を長く続けるために必要なのは「頑張れる身体」

9月整体① (15)

農業をされている方にとって、「農作業をやめてください」というのは現実的ではありません。

稲刈りをしなければならない。

草刈りもしなければならない。

畑仕事もある。

だからこそ大切なのは、農作業を避けることではなく、農作業を続けられる身体をつくっていくことです。

そのためには腰だけ、膝だけではなく、身体全体を見る必要があります。

特に重要なのが、

股関節

膝関節

足関節

骨盤周辺

体幹

お尻や太ももの筋肉

などです。

身体のどこかが十分に働いていなければ、別の場所がその仕事を代わりに行います。

その負担が長期間続いた結果、「痛い場所」が生まれていることもあります。

福知山整体院アクトでは「関節トレーニング+筋膜リリース」で身体をみます

9月整体① (16)

重症症状専門 福知山整体院アクトでは、腰が痛いから腰だけ、膝が痛いから膝だけという考え方ではなく、身体全体の動きを確認することを大切にしています。

当院では「関節トレーニング(関トレ)」と「筋膜リリース」を組み合わせながら、一人ひとりの身体の状態に合わせて施術やセルフケアを行っています。

例えば腰痛がある場合でも、

「股関節がうまく使えているか」

「左右の脚で筋肉の働き方に差がないか」

「身体を支える筋肉が働いているか」

「農作業で特定の場所へ負担が集中していないか」

などを確認していきます。

農作業は生活の一部だからこそ、「農作業をしない身体」ではなく「農作業を続けるための身体」を考えることが重要です。

稲刈り期間だけ身体をケアすればいいわけではありません

9月整体① (17)

毎年稲刈りの時期になると腰が痛くなり、農作業が終わると少し落ち着く。

この繰り返しになっている方もいらっしゃると思います。

しかし毎年同じ症状を繰り返しているのであれば、一度身体の使い方を見直してみてもよいかもしれません。

稲刈りが終わった後は、身体を整える良いタイミングでもあります。

次の農繁期までに身体の状態を確認し、必要な運動を継続しておくことで、農作業が始まってから慌てて対策するのではなく、事前に身体を準備できます。

農業では田んぼや機械のメンテナンスは欠かせません。

身体も同じです。

長く使い続けるためには、日頃から状態を確認しておくことが大切です。

福知山・綾部・舞鶴・丹波で農作業後の腰痛・膝痛にお悩みの方へ

9月整体① (18)

福知山市周辺では、農業をされながら仕事をしている方も少なくありません。

平日は仕事、休日は朝から農作業。

この生活になると身体を休める時間が少なくなります。

特に9月の稲刈りシーズンは短期間に作業が集中しやすいため、腰痛、膝痛、股関節痛、肩こりなどが出ても「今は休めない」と我慢してしまう方もいます。

しかし、痛みを我慢しながら動き続けると、無意識に痛い場所をかばった身体の使い方になりやすくなります。

右膝をかばって左脚に体重を乗せる。

腰をかばって身体をひねらずに歩く。

片脚を引きずるように移動する。

こうした状態が長く続けば、最初とは違う場所までつらくなる可能性があります。

農繁期を乗り切ることも大切ですが、その先も農業を続けられる身体を考えていきましょう。

まとめ 今年の稲刈りは「身体の使い方」も意識してみてください

まとめバナー 福知山整体院アクト2

稲刈りは一年の中でも身体への負担が大きくなりやすい農作業です。

中腰、しゃがみ姿勢、重たい物の持ち運び、不安定な田んぼの中での移動など、腰や膝にとって厳しい条件がいくつも重なります。

大切なのは、「腰が痛くなったら腰を揉む」という対処だけではありません。

・腰だけで曲げず、股関節と膝を使う

・重たい物は身体に近づけて持つ

・物を持ったまま腰だけをひねらない

・同じ姿勢を長時間続けない

・疲れ切る前に休憩と水分補給をする

・左右どちらかだけに負担を集中させない

・農作業前に軽く身体を動かす

こうした小さな工夫を積み重ねることが大切です。

そして毎年稲刈りのたびに腰や膝が痛くなる方は、「農作業だから仕方ない」「年齢だから仕方ない」と決めつけず、一度ご自身の身体の使い方を確認してみてください。

福知山市、綾部市、舞鶴市、丹波市周辺で、長年の腰痛・膝痛・坐骨神経痛などに悩みながら農作業を続けている方は、重症症状専門 福知山整体院アクトへご相談ください。

今年だけ農作業を乗り切るのではなく、来年、再来年も田んぼに出られる身体を目指していきましょう。


【出典元】

・厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」

・厚生労働省「職場における熱中症予防情報」

・農林水産省「農作業安全対策」

・農林水産省「農作業中の熱中症対策について」

・日本整形外科学会「腰痛」

・日本整形外科学会「変形性膝関節症」

・日本整形外科学会「腰椎椎間板ヘルニア」

※本記事は一般的な身体・健康情報を提供するものであり、診断や治療を目的としたものではありません。強い痛み、しびれ、筋力低下、転倒後の痛みなどがある場合は、医療機関へご相談ください。


ご予約・お問い合わせ
福知山整体院アクトのご予約は、以下の方法で承っております。

電話番号: 080-9475-4819
Web予約: [https://select-type.com/rsv/?id=4b_eyaAgDTw&c_id=147349]
LINE予約:友達追加で簡単に予約が可能!
画像の説明